レポートが書けない、卒論に手が付けられない、仲間とうまくコミュニケーションがとれない−多くの学生がもっている悩み。でも、それは“発達障害”からきているかもしれません。
今、発達障害の症状と向き合いながら、大学に通っている多くの学生がいます。しかし、その症状は十分に理解されず、大学での適切な支援もなく、彼・彼女たちは“生きにくさ”に苦しんでいます。
今回「軽度発達障害の世界を知る―思春期・青年期の生きにくさへの理解と援助に向けて―」と題して、思春期・青年期における発達障害の症状の理解と適切な支援について連続公開セミナーを開催いたします。
現在、国内の大学ではまだ、十分な発達障害支援体制を整えていることは少ないのが現状ですが、そのような中で、京都大学は大学をあげて支援体制をつくりはじめています。
セミナー第4回目は、京都大学での支援体制を中心に、日本の大学で取り組まれ、効果をあげているいくつかの具体的な支援の在り方についてお話をしていただきます。
入場は無料です。大学生のみなさん、大学に携わる教員・職員の皆様、学生相談室のお仕事に関わる皆様、多数のご来場をお待ちしております。なお、誘導等の支援が必要な場合には、日吉心理学教室までお問い合わせください。