第4回「京都大学における高機能自閉症者の
支援システムと支援の実際」


new! 2007年1月12日(金) 17時30分から19時00分

講師:高橋 和子 (アルクラブ統括ディレクター)
場所:慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎1階 シンポジウムスペース MAP
司会:中野泰志(慶應義塾大学経済学部)、高山緑(慶應義塾大学理工学部)

※開催場所が、大会議室から1階シンポジウムスペースへ変更になりました。

第4回のご案内

日本の多くの大学では、現在、発達障害のある学生への十分な支援体制は整えられていない、あるいは模索しているのが現状です。そのような中で、京都大学では大学全体で発達障害のある学生への支援体制を構築しています。

セミナー第4回目は、高橋和子氏をお招きし、京都大学における高機能自閉症者の支援システムと支援の実際について詳しく語っていただきます。ご自身の経験をもとに、大学事務局、学生相談室、教員等とともに支援システムを構築するにあたっての具体的な経緯、構築した支援システムの内容、支援の実際などについてご紹介いただきます。また、日本の大学で取り組まれ、効果をあげているいくつかの支援の在り方についてもお話していただく予定です。

社)日本自閉症協会大阪府支部高機能部アルクラブ(大阪アスペの会)統括ディレクター、言語聴覚士、臨床発達心理士、特別支援教育士SV。立命館大学大学院文学研究科博士課程前期(地理学)および大阪教育大学特殊教育特別専攻科(言語障害児教育)修了。

ご専門は高機能自閉症児のコミュニケーション支援で、高機能自閉症児の語用の問題、コミュニケーション援助の方法、自閉症児にかかわる大人のコミュニケーションの問題などのご研究に取り組まれています。また、大阪教育大学、和歌山大学などで非常勤講師を歴任し、自閉症児の理解と援助方法などの教育に携われるとともに、これまで大阪市更生療育センター、箕面市教育センター等で自閉症児・者へのコミュニケーション援助や援助コーディネート等を実践してこられ、現在、大阪府八尾市特別支援教育スーパーバイザーをご担当されています。

高機能自閉症児を持つ母親としての立場から、福祉・教育のシステムでは援助の対象となりにくい高機能自閉症児・者の援助を可能にするために、医学・心理・教育などの他の専門家と連携しながら、研究・啓発・療育活動にも取り組まれています。


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KEIO University Psychology Laboratory
慶應義塾大学 日吉心理学教室