第66回弱視教育研究全国大会(横浜大会)連携企画
第21回(2025年度) 拡大教科書の在り方に関する公開シンポジウム
第66回弱視教育研究全国大会(横浜大会)の2025年12月13日(土)のプログラム終了後、同じ会場で恒例の「ワークショップ」を実施します。研究会に引き続き、ぜひ、ご参加くださるようお願いいたします。会場は弱視教育研究全国大会(横浜大会)・第2日目が実施されるシンポジウムスペースです。
慶應義塾大学中野泰志研究室では、弱視児童生徒にとって学びやすい環境を整えるために、ボランティアや教科書発行者の皆さんと一緒に、より使いやすい拡大教科書の作成や普及に関する活動を行ってきました。そして、拡大教科書の問題点だと言われている可搬性・操作性を向上させるために、文部科学省初等中等教育局教科書課委託研究事業「特別支援学校(視覚障害等)高等部における教科書デジタルデータ活用に関する調査研究」を受託し、教科書のデジタル化にも取り組んできました。また、デジタル教科書をより使いやすくするために、文部科学省初等中等教育局特別支援教育課委託開発事業「学習上の支援機器等教材開発支援事業」を受託し、教科書・教材等閲覧アプリ「UDブラウザ」の開発研究等を実施してきました。現在、各地域の視覚支援学校(盲学校)だけでなく、地域の学校に在籍している児童生徒にも、「PDF版拡大図書」の提供を行っています。
本シンポジウムでは、「PDF版拡大図書」や「UDブラウザ」を活用してくださっている研究協力校の先生方に実践報告をしていただきます。