ウインドウズOS用スクリーンリーダーを使った画面共有と遠隔操作依頼の操作手順
支援者と自分のPCの画面を共有するための手順を示します。ZoomとMicrosoft Teamsについては、あわせて支援者に自分のパソコンを遠隔操作してもらう手順も紹介します。なお、遠隔操作については「遠隔操作における支援者の留意点」もご確認ください。
- Zoom(ズーム)の場合:画面とPC音声の共有、遠隔操作が可能
- サポートしてもらう相手とZoomでの通話を開始します。
- 相手と通話状態になったら、「Alt」キーと「S」キーを同時に押します。もしくは、タブキーで「画面を共有」ボタンに移動して、エンターキーを押します。
- タブキーを数回押して、「画面、画面全体を共有」と読み上げる所に移動します。ここでは、どのアプリの画面を相手に見せるかを左右上下カーソルキーで選べますが、通常は「画面、画面全体を共有」が選ばれていますので、そのままにしておきます。
- 相手にスクリーンリーダーの読み上げの音声も聞いてほしい場合は、タブキーを押して「コンピューターの音声を共有」に移動し、スペースキーでチェックを入れます。画面表示だけ見せたい場合は、チェックを入れる必要はありません。
- タブキーで「画面を共有」ボタンに移動してエンターキーを押します。あなたの画面が相手に見えるようになり、「コンピューターの音声を共有」にチェックを入れた場合は、スクリーンリーダーの音声も相手に聞こえるようになります。相手に遠隔操作してほしい場合は、続けて以下のようにします。
- 自分の画面が相手に見えるようになったら、相手に「リモート制御のリクエスト」ボタンを押すよう依頼します。
- 相手が「リモート制御のリクエスト」ボタンを押すと、あなたのZoomに、遠隔操作を相手に許可するかどうかの確認が表示されます。タブキーで「承認」ボタンに移動して、エンターキーを押します。相手側であなたのパソコンを遠隔操作できるようになります。
- Hangout(ハングアウト)の場合:画面の共有のみ可能
- サポートしてもらう相手とハングアウトでの通話を開始します。
- 相手と通話状態になったら、タブキーで「その他のハングアウト オプション」ボタンに移動して、エンターキーを押します。
- 操作を選ぶ画面になります。上下カーソルキーで「画面を共有」を選び、エンターキーを押します。
- タブキーを1回押して、「あなたの全画面」と読み上げる所に移動します。ここでは、どのアプリの画面を相手に見せるかを左右カーソルキーで選べますが、通常は「あなたの全画面」が選ばれていますので、そのままにしておきます。
- タブキーを2回押して「共有」ボタンに移動して、エンターキーを押します。あなたの画面が相手に見えるようになります。
- Google Meet(Hangout Meet)の場合:画面の共有のみ可能
- サポートしてもらう相手とMeetでの通話を開始します。
- 相手と通話状態になったら、タブキーで「今すぐ表示」ボタンに移動して、エンターキーを押します。
- どのアプリの画面を相手に見せるかを上下カーソルキーで選びます。通常は「あなたの全画面」に合わせて、エンターキーを押します。
- タブキーを2回押して「共有」ボタンに移動して、エンターキーを押します。あなたの画面が相手に見えるようになります。
- Skypeの場合:画面とPC音声の共有が可能
- サポートしてもらう相手とSkypeでの通話を開始します。
- 相手と通話状態になったら、タブキーで辿って「画面を共有」ボタンがあれば、そこでエンターキーを押します。なければ、「その他のオプション」でエンターキーを押した後、下カーソルキーを1回押して「画面を共有」に移動して、エンターキーを押します。
- タブキーを2回押して「共有を開始」ボタンに移動して、エンターキーを押します。あなたの画面が相手に見えるようになります。もし、相手にスクリーンリーダーの読み上げの音声も聞いてほしい場合は、「共有を開始」ボタンでエンターを押す前に、さらにもう1度タブキーを押して、「画面共有セッションに音声を含める」チェックボックスに移動し、スペースキーでチェックを入れます。その後、シフトキーとタブキーを同時に1回押して、「共有を開始」ボタンに移動して、エンターキーを押します。あなたの画面が相手に見えるようになり、スクリーンリーダーの音声も相手に聞こえるようになります。
- Microsoft Teamsの場合:画面とPC音声の共有、遠隔操作が可能
- サポートしてもらう相手とTeamsでの通話を開始します。
- 相手と通話状態になったら、タブキーで「共有オプションを開く」ボタンに移動して、エンターキーを押します。
- どの画面を相手に見せるかを設定する画面になります。最初に「システム オーディオを含めます」チェックボックスにフォーカスが当たっています。相手にスクリーンリーダーの読み上げの音声も聞いてほしい場合は、ここでスペースキーを押してチェックを入れます。画面表示だけ見せたい場合は、チェックを入れる必要はありません。
- タブキーを1回押すと、相手に見せることのできる画面の一覧に移動し、「画面を共有 画面 No.1」のように読み上げますので、通常はそのままエンターキーを押します。あなたの画面が相手に見えるようになり、「システム オーディオを含めます」にチェックを入れた場合は、スクリーンリーダーの音声も相手に聞こえるようになります。相手に遠隔操作してほしい場合は、続けて以下のようにします。
- 自分の画面が相手に見えるようになったら、相手に「制御を要求」ボタンを押すよう依頼します。
- 相手が「制御を要求」ボタンを押すと、あなたのTeamsに、遠隔操作を相手に許可するかどうかの確認が表示されます。タブキーで「許可」ボタンに移動して、エンターキーを押します。相手側であなたのパソコンを操作できるようになります。
遠隔操作における支援者の留意点
サポートする際には、以下の3点には留意してください。
- 操作の反映や画面表示のタイムラグがあるので、支援者はゆっくり操作してください。
- UAC(ユーザーアカウント制御)が必要なもの、管理者権限で実行するものは遠隔では操作できません。画面の映像は見えるので、その部分だけ支援者が声で指示して、学生本人に操作してもらうことは可能です。
- 同じOS同士でないとうまくいかない可能性があります。
文責:安田
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