慶應義塾創立150年記念事業未来先導基金2007年度プログラム「慶應バリアフリー・UDプロジェクト」

未来先導プログラムのロゴマーク

真っ暗な部屋の中で、さまざまな物に“さわる”体験型ワークショップ

“さわる”体験型ワークショップ「手学問のすゝめ」

  〜あの手この手でタッチ、キャッチ、リッチ!〜


ポスター

 あの福沢諭吉先生は、自己の見聞に基づく文明論で近代日本をリードした。

でも21世紀の現在、目や耳による学問は行き詰っている。触知・触察・

触学の「手による学問」が必要なのではないか。 タッチ(さわる)、

キャッチ(異文化との出会い、新しい経験)、リッチ(自分の世界観、

人生観が豊かになる)。 だから今、福沢先生もびっくり、「手学問のすゝめ」!


【企画趣旨】 真っ暗な部屋の中で、さまざまな物に“さわる”体験型ワークショップ

 全盲者とは、視覚を使えない弱者なのか、それとも視覚を使わないユニークな人なのか。最近、晴眼者・視覚障害者という区分に対して、見常者・触常者という新しい呼称が提案されています。本ワークショップでは、広瀬浩二郎先生ほか触常者である4人のナビゲーターが体験談を紹介しながら、参加者のみなさんとともに“さわる”世界の創造的可能性について考えます。

 「群盲象を撫でる」は否定的な意味で使われる故事ですが、世の中には触文化(さわって知る物のおもしろさ、さわらなければわからない事実)がたくさんあるはず。そんな触文化の魅力を熟知しているのが群盲、すなわち触常者なのです。真っ暗な部屋の中で、さまざまな物に“さわる”体験型ワークショップに参加して、見常者と触常者の交流から生まれる新鮮な“気づき”と“築き”を味わってみませんか。「豊かな触生活」があなたを待っています。百聞は一触に如かず!



ワークショップの前日! プレイベント・講演会


[主催]慶應義塾創立150年記念事業未来先導基金2007年度プログラム「バリアフリー・ユニバーサルデザイン支援の仕組み構築プロジェクト」

[協力]H19年度文部科学省科学研究費補助金基盤研究(B)「視覚障害者の知覚・行動特性と環境の相互依存性研究」、人間文化研究機構 国立民族学博物館、慶應義塾大学日吉心理学教室

 本プロジェクトは、慶應義塾大学2007年度未来先導基金プログラムの一つで、未来先導的リーダーの育成の教育を目指すプログラムです。今後、企業セミナー、ワークショップを予定しております。本プロジェクトに関するお問い合わせは、日吉心理学教室・中野泰志(nakanoy@hc.cc.keio.ac.jp)までお願いいたします。


トップページへ戻る