英国の小児ECLOから学ぶ医療と教育の連携のあり方に関する講演会のお知らせ


公開日:2025年5月23日

更新日:2025年6月29日


趣旨

 小児期に視覚障害があることが明らかになった場合、本人への直接的支援と並行して、家族、特に保護者に対する教育的な観点からの支援が必要不可欠です。そのため、視覚特別支援学校には、学齢児だけでなく、早期教育相談を始め、様々な相談支援体制が用意されています。しかし、視覚障害児とその家族が教育の専門家に出会って、支援を受けるまでには時間がかかっているのが日本の現状ではないかと思います。英国では、視覚障害の告知を受けた子供達とその家族の気持ちを受け入れ、すぐに使える実用的なかかわり方を示しつつ、教育の専門に繋いでくれる小児ECLO(注)という橋渡しの専門家が子供病院に配置されています。本研修会では、英国のRNIB(Royal National Institute of Blind People)からECLOの専門家をお呼びし、小児ECLOがどのような役割を果たしているかをお話いただきます。ご講演は、すべて対面とオンラインのハイブリッド形式で実施します。なお、講演は英語で行われますが、日本語の逐次通訳がつきます。

(注)ECLOはEye Clinic or Care Liaison Officerの略で、眼科を拠点として、視覚障害のある患者に対してサポートする実務担当者のことです。ECLOは、眼疾患や視覚障害、特に、視覚障害が人々の日常生活にどのような影響を与えるかについて多くの知見を持っており、患者だけでなく、家族、介護者、友人の支援も行います。そして、気持ちに寄り添う精神的なサポート、日常生活ですぐに役立つ実用的なサポート、経済的なサポートなどを行いつつ、生活訓練、歩行訓練などの専門家との橋渡しを行います。



講演タイトル

Supporting Children and Young People: The Role of ECLOs in Collaborating with Children, Families, and QTVIs

(視覚障害児の支援:ECLOが子供、家族、視覚障害教育の専門家の連携に果たす役割)


講師



詳細



主催・後援団体



お問い合わせ先


英国の視覚障害者の早期介入・支援に学ぶ講演会のトップページへ戻る
中野泰志研究室のトップページへ戻る
日本視覚障害者団体連合のトップページへ戻る