平成26〜28年度文部科学省「学習上の支援機器等教材活用促進事業」
視覚障害のある児童生徒が授業場面で有効活用できる教科書・教材等閲覧アプリの開発
--盲、弱視、晴眼の児童生徒が共に学べるUDアプリを目指して--
教科書や自作教材等のデジタルデータを見やすくしたり、音声で読み上げたりすることが可能な閲覧アプリです
想定した対象年次:小学校1年生から高校生までの視覚障害(弱視、全盲)、肢体不自由、発達障害のある児童生徒。UD仕様になっているので、大学生や社会人になっても継続して利用できます。
本教材は、教科書や教材の文字が見えにくかったり、ページをめくるのが困難な児童生徒を対象とした教科書・教材を閲覧するためのタブレット端末用アプリです。PDF版拡大図書(教科書)だけでなく、ワードファイル、HTMLファイル、PDFファイルの閲覧に利用可能です。
文字を読むことが困難な児童生徒のために、文字サイズ、配色、書体、文字間、行間等を変更可能にしました。「UDデジタル教科書体」を始め、読みやすいUD書体も標準搭載しました。
ページめくり等の本の操作が困難な児童生徒のために、指示されたページを瞬時に開いたり、いくつかのページを行き来したり、重要な箇所をマークしたりすることが簡単に出来ます。
卒業後も継続して利用できることや通常の学校での利用も考慮し、教員が自作した教材や一般的なデジタルデータも簡単に取り込めるようになっています。
慶應義塾大学 中野泰志研究室 メールアドレス:info-nakano-group@keio.jp