令和8(2026)年度 日本福祉心理学会第24回大会・実行委員会ホームページ
大会テーマ:つなぐ実践としての福祉心理学
〜当事者・制度・専門を結び、生活を支える〜
公開日:2025年12月16日
更新日:2026年5月19日
ご挨拶
現代社会は、国際情勢の不安定化や紛争、経済格差の拡大など、先行きの見通しが困難な状況にあります。こうした世界的な変動は、人々の生活基盤や心理的安定にも大きな影響を及ぼしており、私たちは複雑で不確実な時代に生きています。また、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)をめぐる価値観も国際的に揺らぎを見せており、共生社会の実現に向けた理念や実践のあり方が改めて問われています。このような状況の中で、一人ひとりのwell-beingを実現していくためには、社会に存在する多様な資源を活用し生活を支えるという社会福祉学の視点と、個人の心理的状態や経験に寄り添った支援を行う心理学の視点の双方からアプローチする福祉心理学の役割が、これまで以上に重要となっています。
2006年に採択された国連の障害者権利条約は、障害を個人の属性としてではなく、社会との相互作用の中で生じるものとして捉え、権利保障と社会参加の実現を強く求めました。また、日本においても障害者差別解消法の改正により、合理的配慮の提供が義務化されるなど、制度的整備は大きく前進しています。これらは、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」という理念とも軌を一にするものです。
しかしながら、制度の整備が進む一方で、それが当事者の生活の中でどのように実感され、具体的な支援として機能しているのかという点には、なお多くの課題が残されています。制度、専門職、地域社会、そして当事者の経験が必ずしも十分に結びついていない現状は、私たちが取り組むべき重要な課題です。
福祉心理学は、こうした分断を乗り越え、人と人との関係性や生活の文脈に根ざした実践を通して、当事者・制度・専門を結び直す役割を担う学問領域です。支援を一方向的に提供するのではなく、多様な主体が対話を重ねながら関係性を構築し、生活を支える実践を共に創り上げていくことが求められています。
本大会では、「つなぐ実践としての福祉心理学〜当事者・制度・専門を結び、生活を支える〜」をテーマに掲げました。本テーマには、分断されがちな諸要素をつなぎ直し、当事者の生活に根ざした支援のあり方を再考したいという願いが込められています。本大会が、福祉心理学の理論と実践のさらなる発展に寄与するとともに、多様な立場の参加者が相互に学び合い、新たな連携と実践の創出につながる場となることを心より期待しております。
2026年4月
日本福祉心理学会第24回大会実行委員会
委員長 中野 泰志
1.大会の概要
会期:2026年8月8日(土)〜9日(日)
- 住所:神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1
- 最寄り駅:「日吉」駅(東急東横線・東急目黒線・東急新横浜線・横浜市営地下鉄グリーンライン)
2.プログラム概要(予定)
第1日目(8月8日[土])
- 9時00分〜 受付開始
- 9時30分〜10時00分 各種委員会
- 10時00分〜11時00分 理事会
- 11時00分〜11時10分 休憩・移動
- 11時10分〜12時00分 総会
- 12時00分〜13時00分 昼食・休憩
- 13時00分〜13時15分 開会式
- 13時15分〜14時15分 記念講演「精神障害当事者の視点から専門職の支援を問い直す」 <一般公開>
- 座長:中野 泰志(慶應義塾大学)
- 演者:山田 悠平(一般社団法人精神障害当事者会ポルケ)
- 14時15分〜14時25分 休憩
- 14時25分〜15時55分 シンポジウム①
- 実行委員会企画シンポジウム① 障害学生・教職員支援における福祉心理学の役割(仮題) <一般公開>
- 企画・司会:中野 泰志(慶應義塾大学)
- 話題提供1:近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター)
- 話題提供2:青木 千帆子(筑波技術大学)
- 話題提供3:柏倉 秀克(桜花学園大学)
- 指定討論:飯野 由里子(東京大学)
- 自主シンポジウム①(公募)
- 15時55分〜16時10分 休憩・移動
- 16時10分〜17時40分 シンポジウム②
- 実行委員会企画シンポジウム② 当事者・制度・専門職を結び、生活を支えるためのリンクワーク(仮題) <一般公開>
- 企画・司会:中野 泰志(慶應義塾大学)
- 話題提供1:吉泉 豊晴(日本視覚障害者団体連合)
- 話題提供2:桝村 雅文(社会福祉法人京都悠仁福祉会 京都認知症総合センター)
- 話題提供3:堀田 聰子(慶應義塾大学大学院)
- 指定討論:宮内 久絵(筑波大学)
- 自主シンポジウム②(公募)
- 17時40分〜18時00分 休憩・移動
- 18時00分〜20時00分 情報交換会(懇親会) <要予約>
第2日目(8月9日[日])
- 9時15分〜 受付開始
- 9時30分〜10時30分 研究発表1:ポスター(公募)
- 10時30分〜12時00分 ①福祉心理士会・研修会、②オプション企画
- ① 福祉心理士会・研修会(福祉心理士会でない方も聴講可能です)
- ② オプション企画(福祉心理士でない参加者のためのプログラムを計画中)
- 12時00分〜13時00分 昼食・休憩(福祉心理士会全国大会)
- 福祉心理士会全国大会に参加の方は昼食をご用意ください
- 13時00分〜14時30分 学会企画シンポジウム
- 社会的養護における子どもの声をつなぐー子どもの最善の利益を実現する生活と支援の創出に向けてー(仮題)
- 14時30分〜14時40分 移動・休憩
- 14時40分〜15時55分 研究発表2:口頭(公募)
- 15時55分〜16時00分 閉会式
3.大会参加申込
参加申込手続き
大会に参加される方は、研究発表を行わない場合にも必ず事前に参加申込を行ってください。参加申込期限は 7月8日(水)18時 です。
参加申込方法
「2026年度 日本福祉心理学会第24回大会 参加申込用フォーム」よりお申し込みください。なお、ホームページからの申込が困難な場合には、第24回大会事務局にメール(janphs2026-group@keio.jp)でお問い合わせください。
大会参加費
参加費は4,000円(学生会員2,000円、非会員4,500円)、払込期限は7月15日(水)です。期限内に払込をお願いいたします。なお、論文集は、大会参加申し込みをされた皆様に1部提供いたします。
大会参加費の納付
以下の「ゆうちょ銀行振替口座」へ、7月15日(水)18時 までに振込を行って下さい。
【振込先】
- 口座番号:口座番号: 00130-6-444284
- 加入者名: 日本福祉心理学会
4.研究発表申込
発表資格
発表者の要件は次の通りです。
- 参加申込時点で本学会の会員であること。会員でない方は速やかに当学会への入会を済ませ、会員資格を取得して下さい。
- 2026年度の会費を7月31日(金)までに納入していること。
研究発表
今大会の研究発表の形式にはポスター発表と口頭発表があります。いずれの場合にも、発表抄録集への抄録もご提出ください。なお、ポスターのサイズや口頭発表の時間等の詳細は、後日、ホームページでお知らせします。
発表申込
- 発表申込期限は 6月19日(金)18時 です。
- 研究発表申込は、「2026年度 日本福祉心理学会第24回大会 参加申込用フォーム」から行ってください。なお、ホームページからの申込が困難な場合には、第24回大会事務局にメール(janphs2026-group@keio.jp)でお問い合わせください。
抄録原稿の作成
- 抄録原稿は、ポスター発表・口頭発表のいずれも、筆頭発表者よりご提出ください。
- ホームページより抄録原稿の書式(Wordファイル)をダウンロードしてご利用ください。詳細な作成要領は書式内に記載しております。研究発表の抄録は、1件につき1ページ以内で作成してください。
- 抄録の書式は変更せず、要領を厳守の上、原稿を作成いただきますようお願いいたします。
抄録原稿の提出
- 抄録原稿の提出期限は、7月3日(金)18時 です。
- 抄録原稿は、PDFファイル形式にした上で、オリジナルのWordファイルと共に、第24回大会事務局のアドレス(janphs2026-group@keio.jp)にメール添付にてご提出ください。なお、抄録原稿のファイル名は【第24回福祉心理学会_抄録_〇〇〇〇(筆頭発表者氏名)】 としてください。
- 抄録原稿の受付を確認いたしましたら、事務局より受付完了の旨を返信いたします。もし、数日経過しても返信がない場合には、お問い合わせください。
5.自主シンポジウム企画申込
2件の自主シンポジウムを公募いたします。皆様からのご応募をお待ちしております。企画にあたっての留意事項は下記のとおりです。なお、希望者が多数の場合には、実行委員会にて採否を決定させていただきます。企画の採否は、6月24日(水)までに、企画代表者にメールでお知らせいたします。
資格
企画者は、会員とします。会員でない方は速やかに当学会への入会を済ませ、会員資格を取得して下さい 。
形式
- 発表時間は90分です。時間中の運営は企画者に一任されます。
- 自主シンポジウムは対面での口頭発表を原則とします。
申込手続き
- 企画代表者は、2026年度 日本福祉心理学会第24回大会 参加申込用フォームから申込をしてください。なお、ホームページからの申込が困難な場合には、自主シンポジウム企画書(Wordファイル)をダウンロードし、必要事項をご記入いただいた上で、第24回大会事務局にメール(janphs2026-group@keio.jp)でご提出ください。企画書をご提出いただく際のファイル名は【第24回福祉心理学会_シンポ_〇〇〇〇(企画者氏名)】としてください。
- 企画書の提出期限は 6月19日(金)18時 です。
採否の通知
企画の採否は、6月24日(水)までに、企画代表者にメールでお知らせいたします。企画が採択された場合には、速やかに、抄録原稿を作成してください。
抄録原稿の作成・提出
企画が採択された場合には、以下の通り、抄録原稿を作成・提出してください。
- 抄録原稿作成要領:1件につき、4ページ以内の抄録原稿を作成してください。ホームページより書式(Wordファイル)をダウンロードしてご利用ください。詳細な作成要領は書式内に記載しております。
- 抄録原稿提出:作成された原稿は、企画代表者よりPDFファイル形式で、第24回大会事務局のアドレス(janphs2026-group@keio.jp)にメール添付にてご提出ください。抄録原稿提出期限は 7月3日(金)18時 です。
6.情報交換会(懇親会)
参加者間の情報交換と懇親のための情報交換会を以下の通り実施いたします。参加を希望される方は、7月8日(水)18時 までに、「2026年度 日本福祉心理学会第24回大会 参加申込用フォーム」(Googleフォーム)からお申し込みください。
- 日時:2026年8月8日(土) 18時〜20時(第1日目のプログラム終了後)
- 会場:ファカルティラウンジ(食堂)(学会会場と同じ建物内)
- 会費(予約制):正会員 ・非会員6,000円/学生会員 5,500円
7.日本福祉心理学会 若手会員学会発表奨励金
日本福祉心理学会では,若手会員の皆さまの研究活動を支援するため「日本福祉心理学会 若手会員学会発表奨励金」の制度を設けています。本大会における研究発表を対象として、奨励金の対象者を募集いたします。詳細は、学会ホームページをご確認ください。
8.今後の主な予定
- 6月19日(金)18時 研究発表・自主シンポジウム企画申込期限
- 6月24日(水) 自主シンポジウム企画採否の連絡
- 7月 3日(金)18時 抄録原稿の提出期限
- 7月初旬 プログラム発表
- 7月 8日(水)18時 大会・情報交換会申込期限
- 7月下旬 論文集送付
9.お問い合わせ先:慶應義塾大学・中野泰志研究室
ダウンロード
日本福祉心理学会のトップページへ戻る