慶應義塾創立150年記念事業未来先導基金2007年度プログラム「慶應バリアフリー・UDプロジェクト」

未来先導プログラムのロゴマーク

企業が求める未来を先導する人材:株式会社 三菱総合研究所


誰もが暮らしやすい社会を目指して


篠田 徹 先生


株式会社 三菱総合研究所 地域経営研究本部

都市事業コンサルティンググループ 兼 ユニバーサルデザイン研究チーム


三菱総合研究所紹介

 三菱総合研究所(MRI)はPolicy-Oriented(政策志向)、 Future-Oriented(未来志向)、Interdisciplinary(学際的研究姿勢)、 Independent(独立性)の4つを備えた総合シンクタンクです。企業経営、社会インフラ整備、教育、医療・福祉、環境、資源・エネルギー、安全防災、先端科学技術、ITなど幅広い分野にわたる調査・研究・コンサルティングを行う研究事業部門と、IT革命の進行を背景として 企業および政府・自治体における戦略企画からシステム構築まで一貫して取り組むビジネスソリューション事業部門で、まさに国家レベルの研究開発に取り組んでいます。研究開発をベースとして、企画提案から施策・ソリューションの提供までを行っています。


講演者紹介

 2000年に慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、株式会社三菱総合研究所入社。以降、三菱総合研究所において、都市マーケティング、文化施設・集客施設の事業計画策定支援、バリアフリー・ユニバーサルデザインに関する調査等に従事する。また、国土交通省・交通エコロジーモビリティ財団による「旅客施設における音による移動支援方策ガイドライン」、「公共交通機関のバリアフリー整備ガイドライン」等の策定に参画する。

講師の写真

講演概要

 我が国の高齢化は急速に進行し、2005年には65歳以上の高齢者の比率を示す高齢化率は20.5%に達し、2013年には25.2%と4人に1人が高齢者となる超高齢社会を迎えます。高齢者が自ら生き生きと社会生活を送ることができ、また、障害者も障害のない人々と同じように、自らの意思で自由で自立的に社会生活を送り、社会に参画することのできる社会環境が求められています。

 このような誰もが参加・参画できる共生社会の実現にあたっては、建築物や公共交通、都市、さまざまな生活シーンにおいて、高齢者や障害者のニーズに応じた取組が必要です。しかし、「障害」といってもそのニーズは様々です。どのような社会環境整備が必要なのでしょうか。今回、私どもが取り組んできたプロジェクトを通じて感じてきた多様なニーズをご紹介するとともに、そのニーズに対してどのような取組が行われているのか、どのような取組が望まれるか、議論を深めたいと思います。そして、最後にユニバーサルデザインがもたらす社会の姿について議論を深めます。


講演の骨子(案)

  1. ユニバーサル社会の実現を目指すバリアフリー新法の成立
  2. ユニバーサルデザインの考え方
  3. 高齢者・障害者の多様なニーズ
  4. コミュニケーション・デザイン、進化するデザイン
  5. ユニバーサルデザインがもたらすもの


[主催]慶應義塾創立150年記念事業未来先導基金2007年度プログラム「バリアフリー・ユニバーサルデザイン支援の仕組み構築プロジェクト」

[協力]慶應義塾大学学生総合センター就職・進路支援、慶應義塾大学日吉心理学教室

 本プロジェクトは、慶應義塾大学2007年度未来先導基金プログラムの一つで、未来先導的リーダーの育成の教育を目指すプログラムです。今後、企業セミナー、ワークショップを予定しております。本プロジェクトに関するお問い合わせは、日吉心理学教室・中野泰志(nakanoy@hc.cc.keio.ac.jp)までお願いいたします。


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