HRP2006公開シンポジューム 軽度発達障害の理解と支援

パネリスト自己紹介‐2

―パネルディスカッションのパネリストのソルトさん、河原さん、指定討論者の奥山さんに自己紹介をしていただきました。

河原 ノリエ (東京大学先端技術研究センター協力研究員、日本医師会総合政策研究機構客員研究員)

超極小未熟児の双子の子供を育てるなかで、未熟児性の発達の偏りのある子供の奇妙な行動に悩まされ自らの体験をもとに「恋するように子育てしよう」というややこしさをもった子供たちの母親の自尊感情を支える絵本を出版したり、ITや社会システムの整備による、軽度発達障害の子供の母親の自尊感情の支援をおこなっている。「サイエンスのできる子を育てる」という視点で米国の大学での調査研究をもとにこの秋公開され話題をよんだ、親指しゃぶりがやめられず『発達障害』と診断されてしまったアメリカの高校生の挫折と成長を描いた青春映画「サムサッカー」をヒントに、支援の専門家や親たちでのトークショーを手がけるなど、ややこしい子どものなかのきらっと光るものを大切にしようという研究の立ち上げ中。近刊「いのちのかなしみ」西村書店。「ややこしい子とともに生きる」岩波ブックレット(2006年岩波世界 10月号11月号の記事をもとにしたブックレット)。


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慶應義塾大学 日吉心理学教室