HRP2006公開シンポジューム 軽度発達障害の理解と支援

パネリスト自己紹介‐3

―パネルディスカッションのパネリストのソルトさん、河原さん、指定討論者の奥山さんに自己紹介をしていただきました。

奥山 俊博(東京大学先端科学技術センター研究員)

8才の頃関節リウマチにかかり、展示会などでは電動車いすを使って走り回っています。また、車の運転や旅行も好きです。電気のシステムエンジニアとして勤務していましたが、10年ほど前にアメリカのバークレーで研修を受けた事をきっかけにテクノロジーを活用した支援に関わるようになりました。障害のある人達にも、パソコンを用いたり、他の電子技術を利用した機器を活用する人が増えてきました。そのような支援機器についての情報誌として「こころリソースブック」という本の編集に関わっています。この本には障害のある人がパソコンを使いたいと考え、例えば「キーボードやマウスを操作するのが難しいんだけれど」といった時に、「このような機器やソフトがありますよ」、「このような入力装置を代わりに使ってみてはどうでしょうか」といったことが書かれています。また、支援機器を紹介するホームページとして「こころWeb」(http://www.kokoroweb.org/)を公開しております。情報を集めるだけではなく、障害のある人のパソコン利用や電子福祉機器の活用に関して寄せられる相談にも応じさせてもらっています。また、障害のある人が地域で生活をする場合のサポートを行う自立生活センターのピアカウンセラーとして制度の活用などに関する相談にも応じています。


戻る

KEIO University Psychology Laboratory
慶應義塾大学 日吉心理学教室